派遣のおもしろ話～その６
派遣だからこそ、出会う人がいる。
同じ会社にずっといたら、出会えない人がいる。
そう思えば、何事もいい経験だなぁと、ごっくんと飲みこめます。
しかし、たまに飲みこめない・・・無理・・・と思う事もあります。
派遣同士。
別に仲良くしろとか思ってないですけど。
いじわるはやめたほうがいいと思うんですが・・・どうでしょう？
私が新しい派遣先に勤務して１～２週間でしょうか。
廊下ですれ違う際に、同じフロアなんだから知らなくても朝の挨拶ぐらいしますよね。
その派遣の子はいつも無言で、社員に対してだけ愛想よく笑う子でした。
だから感じの悪い人だな～と思っていました。
仮の名前を「感じの悪い子」としておきましょう。
時がたち、otonosamasamaは他の派遣の子と仲良くご飯を食べに行くようになりました。
そうなると、感じの悪い子もotonosamasamaを無視したりする事をしなくなり、何事もなかったように話かけてくる様になってきました。
正直な感想・・・・なんだこいつ（怒）でしたが、大人なので飲みこんで仲良いふりをしましたよ。
さて、３年でその会社は契約が終了するというルールになってました。
派遣法の改正の前からです。
感じの悪い子は３年目で終了する事になり、引継ぎの子が入ってきました。
otonosamasamaは感じの悪い子が新しい子に、絶対に意地悪するだろうなぁと思っていました。
一週間の引継ぎが始まりました。
引継ぎ期間て、新しい子と一緒に実際の作業などをしながら教えるのが普通ですよね？
一緒に作業しながら、さらに手順書など作って渡したりするのが普通ですよね？
感じの悪い子の引継ぎ方法は驚きの内容でした！！
感じの悪い子「いい？一回しかしないからね。見てて。」
と言い放ち、自分は勝手にＰＣを操作しはじめ、一連の流れを見せただけ。
それで終わり、以上！！みたいな・・・・
午前中ぐらいで引継ぎは終わり、一週間も時間があるのに、新しい子はずっと放置されていました。
感じの悪い子にトイレで会った時の会話です。
otonosamasama「もう引継ぎ終わったの？」
感じの悪い子「うん、一連の流れは見せたから」
otonosamasama「それで終わり？」
感じの悪い子「だってさ、一度教えられた事は二度聞くなって、それが仕事だって教わったでしょ？」
otonosamasama「あ、う・・ん・・・」
恐ろしい・・・・
ありえない・・・・
大事なのは心の美しさだよね。
だよね。
だよね～。
